左から篠原涼子さん、広瀬すずさん

篠原涼子×広瀬すず、安室奈美恵さん引退日にコメント

映画会見/イベントレポート

女優の篠原涼子と広瀬すずが9月16日、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』大ヒット御礼の舞台挨拶に出席し、同日に引退する歌手の安室奈美恵さんについてコメントした。この日は、リリー・フランキーと大根仁監督も登壇している。

篠原涼子×広瀬すず、安室奈美恵さん引退日にコメント
左から篠原涼子さん、広瀬すずさん

本作は、韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を原作にしており、『モテキ』『バクマン。』などの大根仁監督が翻案した、笑って泣ける感動の青春音楽映画。高校時代に「SUNNY(サニー)」という仲間と過ごし、大人になった彼女たちの再会過程を描いていく。主人公の大人になった奈美を篠原が、高校時代の奈美を広瀬が演じた。

音楽は小室哲哉が担当し、劇中歌として安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」(スウィート・ナインティーン・ブルース)や「Don’t wanna cry」(ドント・ウォナ・クライ)が流れている。

篠原は、ダブルミリオンを記録した「恋しさと せつなさと 心強さと」という小室楽曲の持ち歌があり、「小室ファミリーで音楽活動をしていた時に、安室さんとご一緒する機会もありました」と振り返る。その後、篠原は女優としてドラマ出演している時期に、「スーパーで安室さんに会いました。『涼子さん、ドラマをいつも見ています。応援しています!』と言ってくれました。その言葉から、心の広さや人間力がすごく伝わってきて、「私も頑張ろう!」という気持ちになりました」という心温まるエピソードを明かした。これには登壇者の大根監督やリリーも「どこのスーパーマーケットなのか」と興味津々、その好奇心の旺盛さで観客を笑わせていた。

左から大根仁監督、篠原涼子、広瀬すず、リリー・フランキー
左から大根仁監督、篠原涼子、広瀬すず、リリー・フランキー

一方、広瀬は「私たちの世代から見ても常に第一線に立たれている方で、音楽やファッションなど、女性が憧れる存在という印象です。だから、こういった映画で直接ではないですけども劇中で楽曲を歌わせてもらうことで、触れることができて光栄に思います」とコメント。

そして、篠原が、「安室さんは引退ですけども、人として優れている方なので、何らかの形で「またお届けしていただく機会があればいいな」という望みを込めて、お祝いしたいと思います」と語ると、客席からは大きな拍手が起きた。

リリーも「この映画を企画して安室ちゃんの曲や小室さんに音楽をお願いしたときには、まさか小室さんが引退されるとか、安室ちゃんが引退されるとか思わなくて。でも本当に、小室さんと安室さんのお二人は、この何十年の日本の文化にとってすごく大切な方。本当は2年後のオリンピックの時に一番いて欲しいお二人です!」と賞賛する。

もちろん大根監督も「この映画の企画が立ち上がったときに、まず決めたことが韓国映画をリメイクして日本版にするならば、女子高生はコギャル世代に、そして「音楽は小室さんにお願いしよう」と言いました。それで「安室さんの楽曲は必ず使いたい」と思っていました」と語り、それが実現したことで「小室さんの90年代の代表曲を含めて(映画として)残すことができたのは非常に嬉しいことだと思っております」と胸をはる。

さらに、本作の使用楽曲「強い気持ち・強い愛」の小沢健二について、「小沢さんから映画の公開初日の夕方に電話をいただきました。わざわざご自分でチケットを買って、観てくれたそうです」(大根監督)、「すごくいい映画だったと、お電話をいただきました!」(リリー)と明かし、楽曲提供者からの評判も上々だという。

そして、リリーは「小沢さんの音楽と小室さんの音楽が一つの映画の中に共存しているのは、なかなかないことですし、その時代がわかっていいと思います」とまとめた。

なお、音楽ネタに絡めて、篠原の「恋しさと せつなさと 心強さと」は小室がいくつになっても歌える楽曲として作ったこと、そのため今もカラオケで篠原は歌っているという。また、広瀬は小学校の音楽コンクールのために習う合唱曲を独りカラオケで、ソプラノやアルトとパート毎に気持ち良く歌うそう。リリーからその場での披露を求められたが、広瀬は辞退した。

観客のティーチインでは、篠原に対し音楽活動を求む声があり、篠原は現時点で予定はないけれども、「ぜひ歌いたいと思っている」そうで、「お届けできるよう頑張ります!」と意欲を見せていた。

映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(東宝 配給)は公開中!

映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』予告編

©2018「SUNNY」製作委員会

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