左から藤村享平監督、木村佳乃、棚橋弘至、寺田心、高橋優

棚橋弘至、感涙!寺田心「頑張りました」

映画会見/イベントレポート

棚橋弘至(新日本プロレス)が主演映画『パパはわるものチャンピオン』公開記念舞台挨拶に木村佳乃、寺田心、そして主題歌の高橋優、藤村享平監督と登壇し、サプライズ演出に涙を流した。満員の劇場をみて、藤村享平監督も感無量の様子だった。棚橋は「すごくプレッシャーを感じていました。一ミリもみせませんでしたけど(笑)」と、ようやく本音を吐いた。

棚橋弘至、感涙!寺田心「頑張りました」
父役の棚橋弘至と息子役の寺田心
©2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会

本作は、大ヒット絵本「パパのしごとはわるものです」と「パパはわるものチャンピオン」を棚橋弘至主演で実写化!主人公の大村孝志は、自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる。

この日、棚橋と息子役の寺田は手をつないで登場。棚橋は登壇直後、「みなさんいかがでしたか?」と尋ねると、会場からは大きな拍手で返され、「これで安心して進められます(笑)」と笑顔をみせた。最初の打ち合わせから493日目。500日近くこの映画に向き合ってきて本日の舞台を迎えた今の気持ちを聞かれると、棚橋は「ハレの舞台。プロレスラーになってから、こんなに大きな劇場で、こんなに多くのみなさんの前で舞台挨拶することになると思ってなかったので嬉しいです。僕監督に聞いてみたかったのですが、初めての打ち合わせのとき、本当に『棚橋でいける!』と思ってくれたのかなって……」と監督に質問。

藤村監督は、「棚橋さんと一緒にやることは本当に決めていました。最初はどんな方かわからなかったので、不安だったんですが、お会いして、棚橋さんの覚悟をすごく感じたんです。僕も初めてで、棚橋さんも今回初主演できっとそうとうプレッシャーもあったと思いますが、そこに立ち向かっていく意思をすごく感じて、きっとそれが映画にも反映されていると思います」と、初対面で棚橋の強さと覚悟を感じたとの想いを明かす。

左から藤村享平監督、木村佳乃、棚橋弘至、寺田心、高橋優
左から藤村享平監督、木村佳乃、棚橋弘至、寺田心、高橋優
©2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会

撮影現場での棚橋は、「木村さんや寺田さんに演技の面ですごく助けられたので、スタッフさんやエキストラさんに積極的に声をかけたり、いい雰囲気で撮影できるように座長として勤めていました」と座長としての立ち回りでの心がけを語った。

そんな座長・棚橋について、木村は「棚橋さんは、とっても強そうですが、すごく可愛らしい一面もあるんです。差し入れのスイーツに飛びついたり。甘いものを嬉しそうにみて写真を撮ったりして、“女子力が高いな~”と(笑) 。こんなに男らしいのに、『でも、あんまり食べたら太っちゃうな』と悩んでる姿が“とてもかわいらしいな”と思って見ていました」と、意外な一面を語った。寺田は「棚橋さんはプロレスごっこなどたくさん遊んでくださいました」と明かすと、当時よくやっていた“オカダカズチカのレインメーカーをよけて棚橋に一撃する”という遊びを二人で実演した。

そして、本作の主題歌を担当した高橋は、「(映像を)何度も観て、その都度新しい発見があって大好きな映画になりました。プロレスのシーンを観ていると「かっこいい男の人の背中」という曲もいいなと思ったのですが、「人のあたったかさが伝わってくる映画」だと思ったので、その方向にしました」と曲作りの裏話を語った。

イベントの終盤では、本作スタッフからのサプライズを敢行!まずは、棚橋を演技面で支え続けた塩崎監督補からの手紙を読み上げた。棚橋は「笑顔は無理です…ありがとうございます!」と天井を見つめ、その瞳からは涙が。塩崎監督補は主題歌「ありがとう」PV監督も務めた。そして藤村監督からは「我らのエース」と書かれた色紙のプレゼント。極め付けは寺田。「棚橋さんがんばりました…!」と涙声でコメント。場内があたたかい空気で満たされていった。

締めの言葉のあとには、棚橋と寺田が一緒に劇中の“ゴキブリポーズ”をサービス。イベントは大盛況の中幕を閉じた。

映画『パパはわるものチャンピオン』(ショウゲート 配給)は2018年9月21日[金]より全国公開
©2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会

パパはわるものチャンピオン – 映画予告編

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