北野武監督、映画『首』完成会見にて

北野武『首』は戦国時代を美化することなく描く!

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以下、キャストたちのコメントより、ご挨拶/オファーを受けたお気持ち/撮影前の準備/北野監督だから描けたと思ったこと/特に印象に残っている撮影のエピソードの順で各人ごとにご紹介。
西島秀俊> <加瀬亮> <中村獅童> <浅野忠信> <大森南朋

西島秀俊さん(明智光秀役)
西島秀俊さん(明智光秀役)
西島秀俊さん(明智光秀役|謀反を起こした荒木村重を匿い、忠誠を誓っていた信長の首を狙う)

北野監督の作品に出るのは『Dolls(ドールズ)』以来です。とにかく監督に成長した姿を見せようということは絶対考えないように、無欲に監督の頭の中にある作品をなんとか現実の世界に表に出すべく、力を出し尽くしました。本当に幸せな時間でした。
バラエティの現場で北野監督とご一緒して、「頼むね」と一言あって、あれがオファーだったのかなと思いました(笑)。役については、光秀がどういう人物か諸説あるなかでしたが、人間的に現代に繋がるまともな部分と、あの時代で命のやり取りを毎日やっているからこそ、狂っている感覚をもったキャラクターだと思うので、シーンの中で色んな面を演じようと考えていました。
初日が安土城の天守閣のセットでの撮影だったのですが、とにかく美術が美しかった。常に死がとなりにある中で生きているので、滑稽なことと悲惨ことが隣り合わせ。すごく笑っていると信じられないほど悲惨なことが起きたり、悲惨なんだけど思わず笑ってしまうような、本当に北野監督にしか描けない世界観だと感じました。
撮影終盤に監督が「1シーン追加したい」と言ったことがあって、結構大きなセットを組んでいて、僕もシーンが追加されて嬉しくて、ワクワクしながら現場に行ったのですが、撮影は1カットで終わって、『こんなセットを作ったのに1カットで終わるのか…!』と(笑)ちょっとスタッフも呆然としながら、僕も寄りのカットの撮影もあるのかな?と気持ちを込めて演技をしていたのですが撮影は一瞬でした。監督の欲しい絵のために、皆ワンカットの撮影であってもそれだけのものを作るという本当に贅沢で素晴らしい現場だったことがすごく記憶に残っています。

>北野監督
大島渚監督や黒澤明監督に「大事なシーンは引きで撮るべきだ」と言われたことが印象に残っていて、それが癖になったのだと思います。

映画『首』(KADOKAWA 配給)は2023年秋より全国公開
© 2023KADOKAWA © T.N GON Co.,Ltd

映画『首』ティザービジュアル
映画『首』ティザービジュアル
© 2023KADOKAWA © T.N GON Co.,Ltd

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