石原慎太郎『青木ヶ原』舞台挨拶で、映画監督への転身計画を明かす

映画会見/イベントレポート 東京国際映画祭

『青木ヶ原』【第25回東京国際映画祭】[シネママニエラ]第25回東京国際映画祭の特別招待作品『青木ヶ原』の舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、原作/企画の石原慎太郎、新城卓監督、出演者の勝野洋、矢柴俊博が登壇した。

本作の原作と企画を手がけた石原が、東京都知事の辞任を発表した翌日だけに、より多くの報道陣が集まるなか、石原は映画のピーアールはもちろんのこと、「知事やめてさっさと映画監督やるつもりだったんですけど、ちょっとまた道を間違って」と前置きし、国政進出のあとに「90過ぎで映画を撮る」という映画監督への転身計画を明かした。

これまでに映画『秘祭』と『俺は、君のためにこそ死ににいく』でタッグを組んだ石原×新城による第3弾は、青木ヶ原の樹海が舞台。忍野村の村議である松村(勝野洋)は、ある男の幽霊に導かれ遺体を発見する。しかし、その後もその幽霊に悩まされるため身元を調べ、その失踪時を知るが……。

新城監督は「みなさん集まってくれるかなと心配したんですが、幸い昨日、石原さんがどでかい爆弾をぶん投げたもんですから、きっと来るだろうと期待していました。この作品は言うまでもなく石原さんのご尽力で映画化になりました。大変感謝しております」と挨拶。すると石原が「私と新城さんの共同製作は3本目なんです。3本目のこの映画もとっても良かったと思いますが、唯一の欠点は、私のセリフが短い事です」と本音とも冗談とも取れる発言で場を盛り上げる。役者として出演も果たしている石原は「カットが短すぎるんだよ(笑)!」と吐露。すかさず新城監督が「今日は、新党結成のために集まっていただきましてありがとうございました(笑)」と、ウィットを交えてまとめてみせるなど、ふたりの連携プレーはばっちり!

その分、キャストは大真面目に。石原から「お前は本当に幽霊みたいだな」とお褒めの言葉を受けたという、幽霊役の矢柴は「この作品は非常にシンプルな作品だと思っていますので、丁寧に演じました。監督は今村昌平監督のチーフ助監督だったということで、現場で『今村さんはこうだった』という話をお聞きして、僕のような若い俳優がそういう偉大な監督の話を聞いて、またきっと僕も後輩の俳優に伝えていくことになるのかなあと、映画が伝わっていく力みたいなものを感じて楽しかったです」と述懐。劇中に「(白色の)愛犬が出演している」と強調した勝野も「実は僕は御殿場に20年以上住んでいまして、青木ヶ原というのは本当によく噂に聞くところでした。新城監督とは30年来のお付き合いでして、『お前やれ』と言われて大変嬉しかったです。やっぱり映画っていい。現場も映像も職人さんの集まりで、コツコツ1歩ずつつくっていくんです。素晴らしい作品に携われて、石原さんと監督に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

いつもどおり舌好調な石原は「水野(晴郎)さんじゃないけど、ほんとに映画っていいもんですね。私も知事辞めてさっさと映画監督やるつもりだったんですけど、ちょっとまた道を間違ってね。この国を見ていられないからあとちょっとやりますけど。そのあとは90(歳)過ぎても映画撮るからね! 絶対人に渡したくない作品を2つ持ってるんで、これはもう自分でやります」と宣言。舞台挨拶の終わりも笑顔で「いやあ、映画っていいもんですね!」と締めくくった。

映画『青木ヶ原』予告編

日本公開=2013年お正月第2弾
配給=アークエンタテインメント
公式サイト http://www.ark-ent.com/
©新城卓事務所

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