NCSC謀報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)、映画『ブラックバッグ』(原題 BLACK BAG )より

マイケル・ファスベンダー『ブラックバッグ』究極スパイの役作り明かす

映画インタビュー

マイケル・ファスベンダー『ブラックバッグ』究極スパイの役作り明かす

マイケル・ファスベンダーが、映画『ブラックバッグ』(原題 BLACK BAG )の役作りなどについてインタビューに応じた。映画『エージェント・マロリー』(2011)以来、お互いが再タッグを願い、ファスベンダーとスティーヴン・ソダーバーグ監督は2度目のタッグを組んだ。

NCSC謀報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)、映画『ブラックバッグ』(原題 BLACK BAG )より
©2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.

本作は、スティーヴン・ソダーバーグ監督×デヴィッド・コープ脚本による、究極のスパイ狩り!最高機密を盗み出した組織内の二重スパイを突き止めるため、タイムリミット1週間のミッションに挑む。エリート諜報員vs二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開する

マイケル・ファスベンダーが、監督のソダーバーグとの再タッグ、脚本との出会いや本作の役作りについて語った。

はじめに脚本を受け取った瞬間について聞かれると、マイケルは「素晴らしい脚本だと思った。最高の登場人物とワクワクする世界観。スティーヴンが監督だし、“やる”と即決した」と即答。本作の共演者について質問が及ぶと、マイケルが「監督がケイト(ブランシェット)を希望しているのは知っていた」と述べた。

ソダーバーグ監督との再タッグは、マイケルにとって待ち望んだ機会だった。「以前素晴らしい経験ができたし、すごく賢くて的確な監督。現場は和やかで心地いい空気に包まれている」。

そしてマイケルが演じる無表情なスパイ・ジョージの役作りについては、冗談交じりに「頭の中で大きな数字を大きな数字で割っていた」と笑いを誘う。

脚本家のコープに「マイケルの演技はミニマリズムの傑作」と言わしめたその演技について、実際には、脚本冒頭の「表情からは何も読み取れない」という指示を大事にし、そこから人物像を構築したという。「ジョージは几帳面で、一匹オオカミ。親友は妻だけで、友人はほとんどいない。自分に自信がないが、でも有能なスパイとしての自信はあるんだ」と、複雑で奥深いキャラクター像を作り上げた秘密を明かした。

映画『ブラックバッグ』(原題 BLACK BAG )ポスタービジュアル
映画『ブラックバッグ』(原題 BLACK BAG )ポスタービジュアル
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映画『ブラックバッグ』あらすじ・作品データ

英国の国家サイバーセキュリティセンターNCSCのエリート謀報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)に課せられた極秘任務「ブラックバッグ」は、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。その容疑者は5名。NCSCの同僚で友人でもある諜報員のフレディ(トム・バーク)、ジミー(レゲ=ジャン・ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ナオミ・ハリス)に加え、5人目はジョージの愛妻でNCSCで最も有能な諜報員キャスリン(ケイト・ブランシェット)だった。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになるという究極の試練に直面する。ある夜、ジョージは裏切者の動向を炙り出すべく、容疑者全員をディナーに招待する。(2025年/アメリカ映画/96分)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本・製作総指揮:デヴィッド・コープ
出演:ケイト・ブランシェット、マイケル・ファスベンダー、マリサ・アベラ、トム・バーク、ナオミ・ハリス、レゲ=ジャン・ペイジ、and ピアース・ブロスナン

映画『ブラックバッグ』予告編

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映画『ブラックバッグ』(パルコ 配給)は2025年9月26日[金]より全国公開

映画『ブラックバッグ』公式サイト
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