増田セバスチャン、ハローキティ

サンリオ社長『くるみ割り人形』は自己犠牲がテーマ

映画会見/イベントレポート

 映画『くるみ割り人形』完成披露試写会[シネママニエラ]映画『くるみ割り人形』完成披露試写会が9月4日に開催され、監督を務めた国際的アーティスト・増田セバスチャン、サンリオの創業者であり本作の生みの親である辻信太郎代表取締役社長が本作に込めた思いを述べた。

有村架純×松坂桃李『くるみ割り人形』予告編

辻社長は「本作は映画『アナと雪の女王』と同じように、自己犠牲がテーマにあります。『自分を捨てても良いから人のために尽くしたい』という35年前のテーマを上手に活かしてくれた増田監督の今回の作品を、是非観てほしいです」と語り掛けた。

増田監督も「先人たちの作り上げてきたもののメッセージは失われないように気をつけながら、次の未来の子供達に最大限につなげ、『過去から未来への接続』が僕の重大なテーマでした。クララが少女から大人へ成長して変わっていくさまを、現代の子に体験してその世界を一緒に旅してもらえたらとつくりました。自分のストーリーとして感じてほしいですね」と語った。

「まさか世界が誇るヒロイン・キティちゃんの横に並べるなんて思ってもみませんでした」と喜びを口にした増田監督が、米ロサンゼルス・タイムズ紙の「ハローキティはネコではない」報道にも言及。すると「キティちゃんは猫じゃないんですよ。キティが猫ということは、ミッキーはネズミなのかという話になってしまいます。そういうことではなく、キティはキティ、ミッキーはミッキー。キティもミッキーもみんなのアイドルなのだから」と辻社長が明言した。

1979年日本映画/2014年日本映画
原題=THE NUTCRACKER FANTASY
日本公開=2014年11月29日
配給=アスミック・エース
公式サイト
©1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN

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