押井守『劇場版 ニルスのふしぎな旅』初の劇場公開へ

[シネママニエラ]押井守監督が携わったアニメーション映画『劇場版 ニルスのふしぎな旅』（1983年 日本映画／97分）の劇場公開が決まった。画像は『劇場版 ニルスのふしぎな旅』より©学研教育ICT 1）

スウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴ著の児童文学を基に、１９８０年代にNHK総合で放映された名作テレビアニメーション「ニルスのふしぎな旅」。本作は、その名作シリーズを基に製作されながら未公開となっていた劇場版。妖精の魔法で体を小さくされてしまった少年ニルス（小山茉美）は、ハムスターのキャロット（山崎 唯）、ガチョウのモルテン（安原義人）と一緒に渡り鳥の故郷ラップランドを目指す旅に出る。

尊敬するアニメーション監督の鳥海永行に続くかたちで、押井監督がタツノコプロからstudio ぴえろ（現・ぴえろ）に移籍し演出したのが今作。この作品で鳥海に演出家として育ててもらったと回想する押井守にとって原点のひとつと位置づけられる。

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