映画『日本で一番悪い奴ら』(白石和彌監督)ティザービジュアル

綾野剛「映画『日本で一番悪い奴ら』は何を犠牲にしても出演するべき作品」

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[シネママニエラ]俳優の綾野剛が、【黒い警部】の異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の刑事・諸星を演じ、その26年間にわたる驚くべき半生が描かれる映画『日本で一番悪い奴ら』の脚本を一読し、本作について「何を犠牲にしても出演するべき作品」だと受け止め、出演を快諾したという。

映画『日本で一番悪い奴ら』(白石和彌監督)ティザービジュアル
©2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

映画『日本で一番悪い奴ら』特報映像

2013年公開の映画『凶悪』で国内の各映画賞を総ナメにした白石和彌監督と、今もっとも多忙を極める俳優の綾野剛が初タッグを組む本作は、日本警察史上の最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」をモチーフに描かれる、稲葉圭昭の著書「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)を基にしたエンターテイメント作。撮影は、2015年6月初旬~7月上旬に行われ、2016年2月完成予定。

綾野は役作りのためクランクインからアップまで体重を10キロ増減させた上、激しい柔道練習にも毎日のように取り組み、撮影に挑んだ。ティザービジュアルでは、綾野演じる諸星が警官の制服に身をつつみ、敷き詰められた拳銃の上で手錠を掴む姿が。正義の象徴とも言える警察と『日本で一番悪い奴ら』というタイトルで、その双方のギャップを一層際立たせる。

綾野剛

「始まってしまう。情報解禁というだけで、武者震いします。実話を元にした白石和彌監督作品『日本で一番悪い奴ら』通称〈日悪(ニチワル)〉が、少しずつ皆様に近づいている。まるで獲物に狙いを定め、ギリギリの極致まで爪を見せない何物のように。何かのプレイのように。白石和彌監督との出会い、撮影現場、過ごした時間は、私の役者人生に無二の影響を与えて頂きました。この作品は、私が来年出演する映画でも、もっとも衝撃で愚かで愛おしい、何物にも変えがたい問答無用の最狂最愛物語です。皆様、どうか、一人の男の人生を目撃ください」

白石和彌監督

「綾野剛という稀代の映画俳優と共に粉骨砕身して取り組みました。一人の人間の半生を描くことが、これほどまでに困難で苦しく、そして極上の輝きを持つものかと驚嘆しています。それもこれも全ては綾野剛! 苦く哀しく、どうしようもなく楽しい極上のエンターテインメントになっています。楽しみにお待ち下さい」

「稲葉事件」

2002年7月、北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた。公判において、単純な犯罪ではなく、北海道警察による「やらせ捜査」や「銃刀法違反偽証」などの不祥事が明るみに出るとともに、北海道警裏金事件が2003年に発覚するきっかけともなった。

映画『日本で一番悪い奴ら』(東映=日活配給)は2016年6月25日[土]より全国ロードショー
公式サイト http://www.nichiwaru.com

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2016年01月25日 掲載
2016年01月29日 更新[特報映像]

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