吉永小百合「手塚作品、大好き」/映画『手塚治虫のブッダ』完成披露舞台挨拶



5月11日、アニメーション映画『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』完成披露試写会が、東京の丸の内TOEIで行われ、声の出演を務めた吉永小百合、堺 雅人、観世清和(能楽観世流二十六世家元)、吉岡秀隆、黒谷友香、観世三郎太、藤原道山(尺八演奏)、森下孝三監督が登壇。

また、この舞台あいさつは、東日本大震災によって被災した、宮城、福島の劇場も含めた全国14劇場に中継された。「(本作は)人間の生と死という普遍的なテーマを描いています。能楽でも天下泰平、国土安穏という哀悼の意をもって、舞台を務めています」と、家元。

映画『手塚治虫のブッダ』完成披露舞台挨拶
©2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会

没後20年経てもなお、世界中から愛され続ける日本の至宝・手塚治虫。長編作品としてはキャリア最長となる10年もの歳月を費やし、人生を賭けて挑んだ「ブッダ」。吉永は「手塚さんの作品は昔から大好きで、今回関われたことをとても嬉しく思います」とコメント。堺は、「お話をいただいた時、こんな壮大なスケールの作品に自分が出演して大丈夫なのかと思うと同時に、光栄だという気持ちで参加しました」。吉岡は、「こんな僕がシッダールタを演じたということが未だに畏れ多いです。実は、さっき後ろで控えていたらスタッフと間違われたんですが、“本当にブッダになれるのか”と思いました」と述べて、会場を笑わせた。

森下孝三監督は、「実は今年の4月まで画を描いていましたので、実質6年くらいかかっています。残りの2作を作り終える時、自分の体力的にも、年齢的(現在63歳)にもどうなるのかと思います。映画については、宗教的なイメージをもたれる方も多いと思いますが、私としてはブッダを中心に、生きている人々を描いた、命のドラマを作ったつもりです。映画を観終わったら、皆様もお釈迦様との距離が縮まったように感じてもらえるのではないかと思っています」と作品の魅力を言葉にした。

なお被災地(名取市)を訪れたという吉永は「私は子供の頃から、映画に励まされ、元気をもらって、今映画女優として生きています。スポーツや音楽と同様に、映画で少しでも癒されたら、元気になっていただけたらと切に願っております」と語りかけた。

『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』ストーリー

2,500年前のインド。王国間の争いが絶えないこの地に“世界の王になる”と予言された、シャカ国の王子・シッダールタが誕生した。思春期を迎えたシッダールタは、厳しい階級社会に疑問を抱くように。やがて強大なコーサラ国がシャカ国に攻め入り、激しい戦争が始まる。人はなぜ生きるのか? なぜ苦しまなければならないのか?

日本公開=2011年5月28日
配給=東映/ワーナー・ブラザース映画 
公式サイト www.buddha-movie.jp
※手塚治虫さんの「塚」は、「塚」を代用文字としています。

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