映画『雨にゆれる女』(半野喜弘監督)

『雨にゆれる女』は映画音楽の鬼才・半野喜弘初監督作品

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主演:青木崇高 × ヒロイン:大野いと 映画『雨にゆれる女』製作決定!

映画音楽の世界ではその名を知らない者はいない音楽家・半野喜弘が、自らオリジナル脚本を手がけ、満を持して本格的な映画監督デビューを果たした。パリを拠点に、オーケストラ作品からエレクトロニクスミュージックにいたるまで、幅広く世界中で活躍。台湾のホウ・シャオシェン、中国のジャ・ジャンクーなど名だたるアジア映画の巨匠を魅了し、さらに坂本龍一や細野晴臣らとの共作経験もあり、国内外で高い評価を受ける。

青木崇高が演じるのは、過去に犯した過ちから別人として生きることを選択した男。逃れられない過去を背負い、人と交わることなく孤独に生きている。そんな彼の前に突然現れる謎の女。大野いと演じる彼女もまた、闇を抱え自身の過去を語らない。なぜ、彼は、彼女は、自分を語らないのか…。お互いに自らの本当の姿を明かさず、しかしつながりを求め合う男女の濃密なストーリーがサスペンスフルに展開。

別人を演じて生きている主人公が次第に女に惹かれ、本当の自分の姿を晒されそうになっていく様子を、NHKドラマ「龍馬伝」や『るろうに剣心』などへの出演で豪快なイメージのある青木がどう繊細に演じるのか。主人公の人生を狂わしていく初の “大人の女”に挑戦するヒロイン大野が、女優としてどのような新しい顔をみせてくれるのか。そして、そのふたりの化学変化に期待が高まる。

本作は、青木のみの参加で既に冬シーン1日を撮影済みの段階でクラウド・ファンディング(Motion Gallery)にて製作費を募った。2015年5月初旬にクランクイン。

青木崇高さん(主演・飯田健次)

映画の立ち上げから関わるとその作品への想いが強くなります。主演となれば尚更です。半野監督は色彩や空間、音などの感覚だけでなく、人物の遍歴、感情、距離などの描写にも緻密で揺るぎないイメージを持っています。僕や大野さんが監督と共にそれぞれの人物見つけ、掴んで、演じることができれば、それは間違いなく傑作になると思います。

大野いとさん(ヒロイン・謎の女)

脚本を読んだ時、この女性にしか言えない想いの詰まった台詞がありました。どう演じればこの言葉が言えるのだろうか、この言葉を心から言ってみたい、この役を生きてみたいと思いました。それくらい物語に引き込まれました。半野監督や青木さんとご一緒させて頂ける事を心から嬉しく思っています。このような大人の女性の役は初めてですが、私なりに演じていきたいです。

半野喜弘監督

罪とは何なのか?愛するとは何なのか?という答えなき答えを求めて、人間が匂い立つ、そんな映画にしたいと思います。本作で、誰も知らない青木崇高、誰も知らない大野いとを描けると思っています。青木くんは豪快なようで非常に繊細で緻密な人物。大野さんには蝶が羽化する直前のような危うさと強さを感じます。この映画の中で、きっと未だ見ぬ2人を観てもらえるはずです。

映画『雨にゆれる女』(ビターズ・エンド配給)は2016年11月19日[土]よりテアトル新宿にてレイトロードショー

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