三池崇史監督&瑛太、フランスでもサムライ魂が通じた!



三池崇史監督&瑛太
三池崇史監督&瑛太
Photo by Kazuko WAKAYAMA
[シネママニエラ]5月19日(現地時間)、三池崇史監督が、滝口康彦著の「異聞浪人記」を時代劇初の3D作品として映像化した映画『一命』が、第64回カンヌ国際映画祭にて公式上映され、記者会見&レッドカーペットには、三池監督と主演俳優のひとりである瑛太が登場した。

時代小説を通し、常に世の不条理を問い“体制と個”という根幹的なテーマを貫くのが滝口原作の特色。本作は、武士の誇りと家族愛を描く人間ドラマとなった。

三池監督は、「カンヌ映画祭で初めて3D上映撮影されます。今回私自身、初めての3D映画の撮影となったわけですが、日本独特の狭い空間にある奥行きを3Dの技術を使い、撮影したいと思いました」と会見で語ったが、公式上映の後には「ほっとしました。お客様に確実に伝わったなという感じがして、監督としてひとつ仕事を終えたというところです。本当に楽しんでいるのが伝わってきた。“サムライの物語がフランスでも通じるのかな”という感じです」と心情を吐露した。

そして「1日1日、撮影を日々積み重ねることによって、映画は生まれ、その結果このような映画祭に参加することができ、うれしく思います」とし、「もちろん、賞をいただけるならいただきますけれども…関西人なんで(笑)。ただ、賞に関しては、アスリートではないので、勝ち負けがはっきりしたりポイントで出るのではない。あくまでも審査員の感性にゆだねられている。一番二番ではなく、今年のカンヌの結果はこういう結果になったということなので。自分たちにとっては、今日のお客様と今日この劇場で映画を楽しめた、ということ。それ以上の賞はないと思います」と冷静であった。

瑛太は、「俳優として、日本人として、このような場に参加できたことを光栄に思います」とカンヌ参加を語り、「(現場では)三池監督から常に“瑛太はどんなのものが出せるのか”、といつも問われている気がして、緊張の連続でした。監督は厳しいという印象を受けていたのですが、ユーモアにあふれた方で、僕の質問にも丁寧に答えてくださいました」と撮影を振り返った。

そして、「家族を守るために自分の命を懸けた男・求女(もとめ)を演じ、人は自分の家族のためにどこまでできるのか、と僕自身考えさせられました。本日、観ていただいたお客さんたちの反応を肌でビシビシ感じられました。今日はお酒を飲んでゆっくり寝たいと思います。賞については、結果論とかではなく、僕自身は俳優をやってきて、こういった場所に立てることを周りの人に感謝したいです。この先も俳優を続けていきたいと改めて思いました」と謙虚に述べた。

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英題=HARA-KIRI: Death of a Samurai
日本公開=2011年10月15日
配給=松竹
公式サイト http://www.ichimei.jp/
Photo by Kazuko WAKAYAMA

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