今、18禁映画がアツイ!



[シネママニエラ]18禁といっても、サスペンスやホラー系の痛くて怖い映画たちが今、アツイ!ことをご存じだろうか。そこで、スペイン、デンマーク、韓国、香港、日本で誕生した厳選5作品をご紹介しよう。

ギレルモ・デル・トロ製作スパニッシュホラー
映画『ロスト・アイズ』(R-15)

映画『ロスト・アイズ』ストーリー
角膜移植手術を終えたばかりの全盲の女性の首吊り死体が自宅地下室より発見された。捜査では自殺とされたが、サラの双子の妹・フリアは、姉の死に疑問を感じ、他殺ではないかと疑い始める。調べていくと、姉には「恋人」と思われる男性がいたらしい。しかし、誰しもが口をそろえて彼の顔を見ていない、という。姉の足跡をたどる先々でフリアの周りでも、正体の見えない不穏な人影がチラつき始める。そして、同時に彼女の視力もなくなりつつあった。

ギリェム・モラレス監督作。鑑賞中は、背後に気配を感じつつ……。登場人物の誰を主眼にするべきか。「君の瞳の中に宇宙が見える」と言われる女。隣人とその娘リオ、老婦人、盲人福祉センター、一瞬なのにアップで写る介護士。はたして犯人は実在するのか? 見る者の妄想は右へ左へと振り回される。

原題=Los ojos de Julia
日本公開=2011年6月18日
配給=プレシディオ
公式サイト http://www.facebook.com/losteyes.movie
©Rodar y Rodar Cine y Television, S.L / A3 Films, 2010

デンマークの奇才ラース・フォン・トリアー監督作
映画『アンチクライスト』(R-18)

映画『アンチクライスト』ストーリー
愛し合っている最中に、息子がマンションの窓から転落し亡くなってしまった夫婦。特に妻(シャルロット・ゲンズブール)は葬儀の最中に気を失ってから一か月近い入院を余儀なくされる。深い悲しみと自責の念からしだいに神経を病んでいく妻。セラピストの夫(ウィレム・デフォー)は自ら妻を治療しようと、病院を強引に退院させ連れ帰る。催眠療法から、妻の恐怖は彼らが「エデン」と呼ぶ森の中の山小屋からきていると判断した夫は、救いを求めて楽園であるはずのエデンにふたりで向かうが……。

今年のカンヌでも問題発言がニュースになってしまった、ラース・フォン・トリアー。トリアー監督作というだけで期待度アップ。現代のアダムとイブが、愛憎渦巻く葛藤の果てにたどりついた驚愕の結末。体当たりの演技とはまさしくこのこと。後半は壮絶、物議をかもしたのも納得できるし、鑑賞には相当な覚悟が必要。宗教的な知識があるほうが望ましい。

原題=ANTICHRIST
日本公開=2011年2月26日
配給=キングレコード+iae
公式サイト

韓国の奇才キム・ギドクに師事、チャン・チョルス監督デビュー作
映画『ビー・デビル』(R-18)
映画『ビー・デビル』(チャン・チョルス監督)
©2010 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

映画『ビー・デビル』ストーリーソウルの銀行に勤めるヘウォンはトラブル続きの都会生活から逃れ、子供の頃に暮らした島にやってくる。彼女を出迎えたのは、人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶ幼馴染みのボンナムだったが、その陰には地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。ボンナムはヘウォンに「ソウルへ連れていって」と懇願するものの。

ご贔屓監督キム・ギドクのお弟子さんというだけでウェルカム! ところが、人間の残虐性をテーマにした本作は、どちらかといえば『殺人の追憶』のポン・ジュノ監督や『復讐者に憐れみを』のパク・チャヌク監督に近い気がした。抑圧された分だけ極限の解放感もたっぷり、カマだけに、刈って刈って刈りまくれ~な展開は清々しくもある。
原題=BEDEVILLED
日本公開=2011年3月26日
配給=キングレコード
公式サイト http://www.kingrecords.co.jp/bedevil/
©2010 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

香港の鬼才パン・ホーチョン、初のホラーに臨む
映画『ドリーム・ホーム』(R-18)

映画『ドリーム・ホーム』ストーリー
ビクトリア・ハーバーが湾岸エリアにそびえ建つ、超高級マンション「ビクトリアNo.1」。ある晩、何者かが管理人室に忍び込み、居眠り中の警備員の首に結束バンドを巻きつけた。それを切り落とそうと喘ぎ、やがて意識を失う警備員。その犯人は、銀行に勤めるOL・チェン(ジョシー・ホー)であった。このチェン、なぜか不毛な愛を続けているのだが、彼女の目的は?

こちらも女性が滅多斬りする映画。しかしながら韓国ほど思い切りがあるかと言えばそうでもなく。なぜなら不動産価格・賃貸相場の高騰が、香港住民の生活を圧迫していることを訴えたいというのが根底にあるから。ただし、パン・ホーチョンの名前は東京国際映画祭の常連でもある才能の持ち主なので、アジア系監督として系譜の片隅に置いて欲しい。
原題=Dream Home
日本公開=2011年5月28日
配給=ユナイテッドエンタテインメント
公式サイト <http://www.dreamhome-movie.com/
©2010 852FILMS Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

園子温監督が放つ猛毒エンタメが世界を席巻!
映画『冷たい熱帯魚』(R-18)

映画『冷たい熱帯魚』ストーリー
小さな熱帯魚店を営む社本(吹越満)の家庭は、娘・美津子と若い後妻・妙子の確執から、不況和音を奏でていた。ある日、社本は娘の万引き事件を助けてくれた愛想の良い村田(でんでん)と、その妖艶な妻・愛子と知り合う。村田の高級熱帯魚の輸入を手伝うことになった社本は、想像を絶する破滅へと導かれていく……。
実際の猟奇殺人事件に触発された園監督が、猟奇殺人事件に巻き込まれることになる男性が味わう深い心の闇に迫る。次回作『恋の罪』も実際にあった猟奇事件がベースとな。
英題=COLDFISH
日本公開=2011年1月29日
配給=日活
公式サイト http://www.coldfish.jp/

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