寅さんが帰ってきた!22年ぶり新作『男はつらいよ』50作目製作へ

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寅さんが帰ってきた!『男はつらいよ』50周年プロジェクト発表会見が行われ、22年ぶり50作目となる最新作の製作を始め、これまでの全49作の4Kデジタル修復など様々な取り組みが発表された。この会見には山田洋次監督、倍賞千恵子が登壇し、50週年を迎えての感慨や新作への意気込みを語った。

寅さんが帰ってきた!22年ぶり新作『男はつらいよ』50作目製作へ
『男はつらいよ』50周年プロジェクト発表会見にて

1969年8月に第1作が劇場公開された『男はつらいよ』シリーズ。「国民的人気コメディ映画」として、特別篇を含む全49作が製作され、風のように気ままな「寅さん」こと車寅次郎は、時代も世代も超えて愛され続けている。

寅さんが帰ってきた!22年ぶり新作『男はつらいよ』50作目製作へ

松竹株式会社の大谷信義代表取締役会長より、第1作公開の前年(68年)に入社後、社会人として『男はつらいよ』とともに歩み続けたエピソードの数々を紹介。撮影現場で素人を急遽起用することがある山田監督により、京マチ子演じる綾のお通夜の場面で、渥美さんと倍賞さんの前を横切るが何度もやり直しとなり、靴がダメになってしまった思い出などが語られた。

続けて、同社の森口和則メディア事業部長が今回のプロジェクトのテーマについて、「私たちがこれまで歩いてきた道と、これから歩く道、次に踏み出す一歩が本当にたどり着きたい未来に繋がっているのか。『男はつらいよ』を「人生の“道しるべ”」としていただきたい」と語った。

倍賞は「こんにちは、元・さくらで、これからもさくらです(笑)」と場内を和ませた後、「(1作目の頃は)よく笑って、叱られた。この作品がこんなに続くとは思わなかったし、山田監督も思っていなかったはず。この1作で終わるんだなと思いながらの撮影だったが、こんなに長いシリーズとなった。その間、諏訪さくらと倍賞千恵子という人生を生き、『男はつらいよ』の中で社会や世間や、演じることを学んできた。この映画には日本人独特の思いやりや愛情がある。それが、こんなに長く愛されてきた理由かな、と思う。これまで171本に出演してきたが、その1/3は寅さんの撮影で、私にとっての青春でした。そのうちいい歳になってきたので、山田監督に『(映画のくるまやの)おばちゃんみたいなさくらを演じればいいのか、どうずれば良いのか、まだわからないのですけども……』と」さくらを演じることの嬉しさと、これまでにない役の複雑さを語った。

山田洋次監督は「戦後70年を越えた。振り返ってみれば60年代後半から70年代の初めが日本人が一番元気だった。その、日本人にとって一番幸せな時代に寅さんが生まれた。頭も顔も悪く、お金も何の取り柄もない男が、思いがけないヒットを飛ばして何作も続編を作ることになった。今という時代になって、寅さんを見直してみることによって、元気一杯だった時代を思い出しつつ、次の時代へのギアチェンジをしなければ、と寅さんを見ながらふと考えてみる、そんな映画を作りたい」と意気込みを語った。

新作は10月中旬から撮影所や柴又など、寅さんゆかりの地で都内ロケが行われ、主演は渥美清、そして倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆を始めとしたくるまややおなじみの人物が登場するという。

映画『男はつらいよ』公式サイト https://www.tora-san.jp/
『男はつらいよ』50周年プロジェクト公式サイト https://www.tora-san.jp/50th/

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