『鉄くず拾いの物語』が主人公の人生を大きく変えた!



[シネママニエラ]第63回ベルリン国際映画祭銀熊賞ダブル受賞(審査員グランプリ・主演男優賞)・エキュメニカル賞特別賞受賞という3冠に輝いた、ダニス・タノヴィッチ監督・脚本の最新作『鉄くず拾いの物語』(原題 An Episode in the Life of an Iron Picker )。ナジフ一家の実人生をも大きく変えた衝撃作となっている。

映画『鉄くず拾いの物語』日本版ポスター
映画『鉄くず拾いの物語』日本版ポスター
2014年1月新宿武蔵野館、梅田ガーデンシネマほか全国公開

2011年末、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのある村に住むロマ民族の女性セナダが、保険証を持っていないために手術を受けれないという記事が新聞に掲載された。これを読んだダニス・タノヴィッチ監督は「何とか映画にして世間に訴えなければいけない」と立ち上がり、当事者たちを説得し自主製作として、9日間で一気に撮り上げた奇跡のヒューマンストーリーだ。

『鉄くず拾いの物語』が主人公の人生を大きく変えた!

車のパーツ販売を生業とする夫ナジフ、その妻で料理人のセナダと娘2人というムジチ一家。妊娠中のセナダは腹部に異変を感じ、病院を訪れるも、医療保険に加入していなかったため、手術が受けられないことに。

社会について、あらゆる種類の疎外や差別について、その議論を促すだけでなく、被害者の置かれた状態を感情的に理解することを通して、「自分たちはどんな人間になってしまったのか」を自身に問うために、この話を描かなければ、と思いました。――ダニス・タノヴィッチ監督

というコメントを寄せた監督の思いがつまった本作。一度も演技の経験がないにも関わらず、その存在感でナジフ・ムジチは、ベルリン国際映画祭にて主演男優賞を受賞するという快挙を成し遂げた。また、本作をきっかけに、保険証と定職を手にしたナジフ一家の実人生をも大きく変えた衝撃作となっている。

2014年1月新宿武蔵野館、梅田ガーデンシネマほか全国公開

2013年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、フランス、スロベニア、イタリア合作映画
原題=An Episode in the Life of an Iron Picker
日本公開=2014年1月日
配給=ビターズ・エンド

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

シネママニエラの更新をチェック!

AD