映画『ソルト』続編を見る前に『ソルト』をおさらい



[シネママニエラ]映画『ソルト』は女優アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション・サスペンス。ロシアのスパイ容疑をかけられたCIAエージェントのソルト(アンジェリーナ)が、自分の容疑を晴らすために、孤独な戦いに臨むさまを描く。監督はフィリップ・ノイス、脚本はカート・ウィマー。

映画『ソルト』日本版ポスタービジュアル
映画『ソルト』日本版ポスタービジュアル

◆美しすぎるスパイの逃亡劇

CIA(中央情報局)ロシア担当部の優秀な女性局員イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、直属の上司ウィンター(リーヴ・シュレイバー)とともに、ロシアからの緊急亡命者の尋問をまかされる。その亡命者はオルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)と名乗り、妙なことを口にする。「ロシアのスパイがいる」。「名前はソルトだ」と。密告の信憑性は?

◆イヴリン・ソルト。彼女は何者か。

ソルトはロシア大統領ボリス・マットヴェエフ(オレク・クルパ)の暗殺計画に着目。彼女はまず夫のマイク(アウグスト・ディール)の身を案じて情報局から逃げる。そもそもウィンターの命令で、クモ学者のマイクに近づたことが回想映像で分かる。その目的は、彼ならば学者として北朝鮮に入国できるため、計画に必要な人物だったから。そもそも彼女の素性は? ソルトの両親は、アメリカ大使館の教師クレンショーだった。だからこそロシア担当になれたのだと上司は打ち明ける。

クライム・スリラー映画『ソルト』(フィリップ・ノイス監督)
イヴリン・ソルトとは?

◆潔白を証明?逃亡する準備はできていた!

自宅に戻るが夫のマイクの姿はなく、あきらかに拉致された痕跡が残されている。愛犬バートを連れて、マンションの壁をつたって少女クレオの家へ。ソルトはマイクとの日々を思い起こす。
ニューヨークに到着するとヘルナンデスという名前でホテルにチェックイン。入れ歯やコンタクトレンズといった変装を外して、所持品をチェック。自宅から連れ出したクモの毒を採取する。ここで髪の毛の色を黒く染める。

◆二重スパイ、捕えるか?殺すか?

米国副大統領の葬儀。CIAではなくシークレットサービスを各所に2名ずつ配置。地下鉄の車両内にソルトの姿。「葬儀のため51丁目駅には停車しません」のアナウンスののち、車内に白煙があがる。ソルトは目的のためにパイプオルガンと爆弾を用いた計画を実行。横たわるロシア大統領の映像。ソルトは狙撃犯として現行犯逮捕されるが、車中でスタンガン[ティザー銃]を使って・・・再び逃げる。

◆ロシア全土で反米感情が高まる

ニュースでは、米国で大統領が暗殺されたことでロシア全土で反米感情が高まっているという報道が。オルロフと出会って抱き合うソルト。ここからはチェンコフとして存在する。オルロフから鮮やかな逃亡を褒められる。ふたりは水上を移動して、マイクの隔離場所へ。そして計画の第2弾は核兵器の支配だと聞き出す。世界がロシアにひれ伏す!と。けれども目の前でマイクは撃ち殺されてしまう。ソルトの瞳に涙がにじむが、仲間にばれないようにこらえる。次の指示はN182SLの飛行機で待機。会うのは今日が最後だ、娘よ。と彼らとウォッカを飲み干すや、ソルトは幹部らしき男たちをフルボッコに。男どもを相手に単身で襲撃! ここでソルトのマイクへの愛が分かるシーンも。

ここから先はネタバレを含みます!

◆クールビューティの本領発揮はここから

[ネタバレ]ソルトが航空機内にいると、左頬に傷のある男性=幼なじみのシュナイダーが現れる。ふたりは再会をよろこぶ。彼はエドワード・トーマス大佐と身分を偽っており、次の作戦を打ち明ける。ソルトは大佐の秘書ヴィチェック少佐になるため男装。 (詳細省く)大暴れ! 
そして上司のウィンターは、本名はタルコフスキーといって、ロシアの訓練所時代はソルトの一期上だったとわかる。彼は米国大統領を気絶させて、核ミサイルの目標をイスラム圏に定めるのだった。ここでロシア大統領はクモの毒で筋肉が硬直していただけと分かる。ソルトは地下バンカー[危機管理センター]の外壁(そんなやわでいいのでしょうか?)を破壊して、バンカーに突入。タルコフスキーと大乱闘の末、核ミサイルの発射を止めた。

◆明らかに続編を意識した展開に!

[ネタバレ]また拘束。階段をあがり、タルコフスキーの前を過ぎるときに、自身の手錠チェーンを、タルコフスキーの首に引っ掛けて、階段外へジャンプ。強敵相手にミスをしないように全体重をかけて、首をへし折る?
ソルトは即座に捕えられて、FBIへと向かうヘリコプターへ。ソルトはこの移送中にCIA同僚のピーボディ(キウェテル・イジョフォー)へ事の真相を話す。マイクとの出会いが自分を変えたのだとにおわせる。ピーボディはフェイクで時折ソルトをなぐる。最後にはソルトの言葉を全面的に信じて、そっと鍵をはずすし、ソルトが逃げるタイミングを彼が図るのだ。手で待ての合図、握りこぶしでGOと指示。しかも「暴れてこい!」と声をかける。ソルトはヘリコプターからポトマック川へとダイブ! 雑木林を走り抜け、オルロフ亡き後の組織に、復讐へと向かう! 終わり。

映画『ソルト』アンジー「結末を変更した」史上最も激しいアクション!

【おまけ】劇場公開版とは異なる別ラストとは?

親玉に復讐して続編に結びつかない展開です。

親玉オルロフは生きている! 階段でタルコフスキー殺したあとは、ヘリの移送は映さずに取調室。米国大統領が意識を戻し一連の騒ぎの黒幕はウィンターだと明かした。ソルトはマイクの死に対して自分は何もしなかったと悔やみ、机に突っ伏してシクシク。あるタイミングで、ソルトが奥歯をガリリと服毒自殺をはかる。ソルトによると「スパイは奥歯に青酸カリを仕組み、自害できるようにしている。タルコフスキーを殺したのも、自殺されないためよ」と明かす。処置室に搬送されるも、ソルトは医師をはりたおして、またもや脱走! つぎのシーンは、修道女に化けたソルトが宗教施設を装った本巣であるスパイ養成施設(=訓練所)へ。新たな計画のために訓練所から巣立つ、こどもたちの姿。プロフィールを手にひとりひとりをながめるオルロフに、ソルトは近づく。わたしは自由よ! と発しオルロフを射殺。彼女は、港でオルロフの死体に重りをつけて海に沈める。その沈んでいく姿をじっと見つめる表情を捉える。つぎの瞬間、かなり大きめな宗教施設(=訓練所)が爆発。ソルトの復讐が終わる。

日本公開=2010年7月31日
配給=ソニー

映画『ソルト/Salt』予告編

2014/7/7情報更新

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