祝W受賞!浅野忠信『私の男』は「徹底的に考えた」

映画会見/イベントレポート
祝W受賞!浅野忠信『私の男』は「徹底的に考えた」
浅野忠信と二階堂ふみ、映画『私の男』緊急記者会見にて

[シネママニエラ]映画『私の男』が第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門において最優秀作品賞と最優秀男優賞というW受賞の快挙をなしたことを受け、主演の浅野忠信と二階堂ふみが6月30日、緊急記者会見に出席。熊切和嘉監督は海外にいるためスカイプで参加した。

自分に何ができるのか徹底的に考えた

第138回直木賞を受賞した桜庭一樹の小説を映画化した本作は、父と娘の禁断の関係を描く意欲作。同映画祭の公式上映と記者会見では「『監督はどういう環境で育ったのか?』『どういう宗教教育を受けたのか?』などモラルを問われ、結構責められました」と打ち明け、その際は「北海道でインテリの家庭ではなかったですが、愛のある家庭に育ちましたと答えました。ふてくされていたと思います(笑)」と熊切監督は述懐する。

日本人俳優として31年ぶりの快挙を成した浅野は「30代は模索していた。40代を迎えたときに取り組み方や再スタートをきりたいと、この役に思いを込めていた。若いときには表現できなかった役で、役者として演じる上で魅力的に感じる要素があり、ここできちんとはき出していかないと次に進めないと思いました」と、思い入れを述べた。

そして「この役に対して自分の強い想いがあったことを改めてこの賞をいただいたことで噛みしめ、自分がムキになり、アツくならないと伝わらないことがあると思いました。毎シーンごとに自分に何ができるのか徹底的に考えたことが評価につながったのではと思います」と分析しつつ、「(二階堂)ふみちゃんという花の存在感と力がなければ、淳悟の側面はでてこなかった。花がド真ん中にいてくれて淳悟の影が見える。とても感謝しております」として、同席した共演者への感謝の言葉も忘れなかった。

その言葉を受けて、二階堂は「先輩からお言葉をいただけてグランプリと同じぐらいうれしく光栄です。私にとって運命の作品で賞をいただいた、とても素晴らしい作品です」と素直に語る。受賞を知るや「母に連絡しました。『いつかは主演女優賞を楽しみにしています』と言われ、また頑張ろうと思いました(笑)。母が映画好きで、あこがれを強く抱いてこの世界に入りました。これまで見てきた映画の中に浅野さんが出演されていて、憧れていました」と改めて敬意を表した。

浅野忠信と二階堂ふみ

映画『私の男』は、新宿ピカデリーほか全国公開中

R+15
2013年日本映画/128分
日本公開=2014年6月14日
配給=日活
©2014「私の男」製作委員会

映画『私の男』公式サイト http://watashi-no-otoko.com/
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