ヘイリー・スタインフェルドが初来日

14歳の美少女ヘイリー・スタインフェルド初来日!

ヘイリー・スタインフェルドが初来日ジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作で、アカデミー賞作品賞候補となっている映画『トゥルー・グリット』に出演し注目を浴びている、美少女ヘイリー・スタインフェルドが初来日し、都内のホテルで行われた記者会見に出席した。

ヘイリー・スタインフェルド「この役を得たこと自体が賞に等しい」

ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンらとの共演について「ユーモアのセンスが抜群で楽しいですし、人間的に素晴らしい人ばかり。マットは初めての映画出演談をしてくれましたし、ジェフの職業意識の高さには常に驚かされました。一緒にいられるだけで勉強になりました。(映画初出演のためか)現場では、甘やかされていた気がします」と語るなど、聡明さを印象づけました。

そんな彼女は、本作で第83回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。そのことについて「信じられないこと。1年前は本作のオーディションを受けていただけに、この役を得たこと自体が賞に等しい気がします。授賞式に参加することに意味があると思っているので、(受賞した際の)スピーチ原稿は準備していないです」と冷静に、14歳とは思えぬ堂々とした受け答え。

また、14歳の少女による復讐というテーマについても「復讐というアイデアは正しいことではないかもしれない。けれどもマティは母や妹・弟にのため、正義感の強さからだと思うんです。それに本作では彼女が純粋さを失う成長も描いているんです」と述べた。どのような質問にも簡潔なコメントを即座にしてみせ、取材陣を驚かせた。そのような姿を見て、一緒に来日したヘイリーの母親と家庭教師も誇らしく思っただろう。

現場ではアイデア提案もしたというが「具体的に何が本編に採用されたか今は思い出せなくて…」と控え目に語り、演じたマティと自分の共通点は「周囲に“無理”と言われたことでも自分の信念を貫き通すところ。それに彼女には自立心も自信もあって、思慮深い」と完璧に把握していた。監督のコーエン兄弟も、彼女に対しキャラクター説明を省いたほどの理解力だ。

ところが一転、表情をほころばせ14歳の姿をみせたのは、ファッションの話題。瞳をきらきらと輝かせて「大好き! 女優というお仕事は華やかでファッショナブルな衣裳が着られると期待していたんです。でも本作は泥汚れをつけたウエスタン。ちょっとだけガッカリしましたけど、次回作はそういう衣裳になるといいなぁ、と思っています」と本音まじり。好きなブランドは、プラダやMiu Miu(ミュウミュウ)だが、今日のワンピースは、See by Chloe(シーバイクロエ)のもの。

恐るべき才能を持つ女優、その誕生の瞬間を映しこんだ本作を見逃す手はない。

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映画『トゥルー・グリット』ストーリー

マティ・ロス(ヘイリー・スタンフェルド)は、父を殺害した、雇い人のトム(ジョシュ・ブローリン)に復讐を決意する。追跡には、凄腕だが独眼で大酒飲みの連邦保安官ルースター・コクバーン(ジェフ・ブリッジス)を相棒に。そして、別の事件でトムを追うテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わり旅が始まる。

原作=チャールズ・ポーティス「トゥルー・グリット」
原題=TRUE GRIT
日本公開=2011年3月18日
配給=パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式サイト http://www.truegritmovie.com/intl/jp/
©2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

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