映画『孤独のススメ』(ディーデリク・エビンゲ監督)

オランダ発の映画『孤独のススメ』は自分らしく生きるヒントを与えてくれる作品

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オランダ発の映画『孤独のススメ』は自分らしく生きるヒントを与えてくれる作品

[シネママニエラ]2013年ロッテムダム国際映画祭観客賞を受賞した映画『孤独のススメ』(原題 Matterhorn )は、すべてをなくしたおひとりさま男のフレッドが、言葉も過去も持たない男テオから学んだ幸せによって、観る者にも自分らしく生きるヒントを与えてくれる作品に仕上がっている。

映画『孤独のススメ』(ディーデリク・エビンゲ監督)
© 2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.

こだわりのコーヒーを飲む、夕食の時間は6時ぴったり、日曜は教会に行くというルールで生活するフレッドが、無垢で子供のようなテオが同居人となってからは、彼に食事のマナーやサッカーを教える姿は何とも微笑ましい。しかしながら、田舎町の人々は奇異なものを見るかのような視線を二人に送る。

監督は、本作で初長編映画デビューとなったディーデリク・エビンゲ。オランダで俳優としても活躍し、これまでに短編映画やTV映画を発表してきたクリエイターだ。

映画『孤独のススメ』(アルバトロス・フィルム配給)は、2016年4月9日[土]より新宿シネマカリテほか全国順次公開
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映画『孤独のススメ』あらすじ

妻に先立たれ、一人静かに暮らす初老の男フレッド(トン・カス)。信仰篤いオランダの田舎町で、毎週日曜日の礼拝以外は周囲との付き合いを避けて、ひっそりと生活をしていたある日、突然言葉も過去も持たない男テオ(ルネ・ファント・ホフ)が現れ、なぜかフレッドの家に居ついてしまう。やむなく始まった奇妙な共同生活だったが、そこに奇妙な友情が芽生え、次第にルールに縛られたフレッドの日常が鮮やかに色づいていくのだったが、保守的な田舎町に住む近隣は、彼らのことを問題視し、村から追い出そうとする。

映画『孤独のススメ』予告編

© 2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.

映画『孤独のススメ』(ディーデリク・エビンゲ監督)日本版ポスター
© 2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.

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