佐藤浩市主演×若松節朗監督、映画『Fukushima 50』3.11最前線で戦い続けた者を描く



東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』(読み:フクシマフィフティ)が、主演・佐藤浩市、共演・渡辺謙、監督・若松節朗で製作する事が決まった。撮影は2018年11月25日より2019年1月末までを予定しており、2020年に公開する。※本人コメント全文掲載

映画『Fukushima 50』3.11最前線で戦い続けた者を描く
渡辺謙と佐藤浩市

原作は、90人以上の関係者の取材をもとに綴られた門田隆将著のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。3.11最前線の現場で戦い続けた約50人の作業員を、海外メディアは“Fukushima 50”と呼んだ。

監督は『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、社会派・骨太な作風に定評のある若松節朗が決定。脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一。

主演の福島第一原発1・2号機当直長伊崎利夫役に、『64-ロクヨン-前編, 』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市。地元・福島出身で現場を指揮する熱血漢、伊崎を演じる。
そして、共演の福島第一原発所長の吉田昌郎役に、『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した渡辺謙。同い年の部下・伊崎とこれまで一心同体でやって来たエリート所長の吉田を演じる。

劇場用映画では、佐藤浩市と渡辺謙は『許されざる者』以来の共演、佐藤浩市と若松監督は『空母いぶき』に続くタッグ、渡辺謙と若松監督は『沈まぬ太陽』以来のタッグと、超豪華実力派キャスト・スタッフがこのビッグプロジェクトに集結した。

佐藤浩市さん(福島第一原発1・2号機当直の伊崎利夫役)コメント

忘れる事で前に進む、失敗をしても何度もトライをする、それは生き物の中で人間だけが出来ることです。しかし絶対に忘れてはいけない、繰り返してはいけない事があります。あの日あの時どういう状況に我々が、日本があったのか?その事を思い出し、明日のそして後世の為の映画を若松監督、渡辺謙さん達と一緒に確認をしながら作りたいと思います。

渡辺謙さん(福島第一原発所長の吉田昌郎役)

『許されざる者』の撮影中、浩市くんに映画100本目の時はどんな役でも参加するよと、約束してました。でも、気軽に参加する作品ではありませんでした。今もなお苦しみの続く福島の方々の思いを受け止めながら『沈まぬ太陽』以来の若松監督、そして浩市くん、素晴らしいキャストと共に緊迫感溢れる画を積み重ねていきたいと思っています。ご期待下さい。
※佐藤浩市は本作にて映画出演本数106本目(2018年11月20日現在)

若松節朗さん(監督)

2011年3月11日から15日にかけての福島第一原発を襲った事故は国内だけではなく世界の人々をも震撼させた。穏やかな海は荒れ狂う大津波となって原子力発電所の命綱である全ての電源を奪ってしまった。この映画は家族や生まれ育った町や村を守る為に命を賭して未曾有の危機に挑んだ人々の話です。あの時、現場にいた者しか知り得ない真実を描いて行こうと思っています。スタッフ、キャスト一同全力で準備を進めています。沢山の方に注目して頂ける映画になる様、強い覚悟で臨みます。

角川歴彦さん(製作代表)

東日本大震災から早くも7年あまりの歳月が過ぎ去ろうとしています。あの日あの時、多くの日本人が感じたのは大自然への畏怖であり、大自然の力がどれだけ人間の想定を越えたものであるか、科学がいかに大自然の前では儚いものであるかを突きつけられました。製作を進める中でさらにその思いを深くしております。しかし、たとえ人間の力が及ばないとしても、実際にその状況で最善を尽くした人たちがいたことを忘れてはならない、無名の人々が報道では知り得ない努力をしていたことを伝えるべきだと感じ、今回のドラマの中核に据えました。そこには映画ならではの感動があり、皆さんにご覧いただくと共に、日本人として誇りに思うべき彼らの姿を、尊敬の念を持って後世に残したいと考えております。生々しすぎるという声もありますが、それを乗り越えて世界に発信していかなければなりません。角川映画には『金環蝕』『金融腐食列島「呪縛」』『沈まぬ太陽』という社会問題をテーマとした作品を製作してきた伝統があります。来たる2020年、”復興五輪”と銘打たれた東京オリンピック・パラリンピックを控えたこの時期にこそ、今一度、震災の記憶と向き合い、復興への思いを新たにする作品を世に問う、それこそが映画人の使命であると考えております。

映画『Fukushima 50』(松竹、KADOKAWA配給)は2020年公開

『Fukushima 50』佐藤浩市、東日本大震災は「絶対に忘れてはいけないこと」クランクアップ会見
門田隆将著「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫)をAmazonで購入する

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