エドワード・ノートン「20年ぶり監督作は地元で撮影した」

映画インタビュー

エドワード・ノートン「20年ぶり監督作は地元で撮影した」

映画『マザーレス・ブルックリン』(原題 Motherless Brooklyn )で監督・脚本・製作・主演の一人4役を務めた、エドワード・ノートンがインタビューに応じ「20年ぶり監督作は地元で撮影した」などと話した。

エドワード・ノートン監督
エドワード・ノートン監督
©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

全米批評家協会賞を受賞したジョナサン・レセム著の小説を基に、ノートンは初めて脚本に挑戦。映画の時代設定は、原作の1999年から1957年に変更した。参考にした作品として、「富は全て犯罪の上に作られたという、ロマン・ポランスキー監督作『チャイナタウン』(1974年)は私にとって印象的で、その場合、太陽が一杯のロサンゼルスの夢を見てみると、実はそれら全てが窃盗の上に作られたのだという訳ですが、そういうのがとても気に入っています」と、フィルム・ノワールの名作とも言える作品の影響を明かす。

トロント国際映画祭を始め、ローマ映画祭&テルライド映画祭&ニューヨーク映画祭などで高く評価され、当時の犯罪映画を彷彿とさせる古典的なスタイルで、今の社会問題にも繋がる現代的なテーマを描いた。「そこまで長い期間を想定していた訳ではありませんでした。2012~2013年辺りに何度か制作したいと思い、キャスト&クルーと共に試みたのですが、それに適した手法を見つける事が出来ませんでした」と述懐。

「ただ、不思議なもので、脚本を書き終えた時、オバマが大統領として第二期に再選したところで、自分が書いているものが、もしかしたら今の時代ともはや関係がなくなってしまったのかもしれないと感じました」とし、それについて、「人種差別による緊迫感は過去の事になってしまうのかもしれないとか、性別による力関係というのはそれほど関心の高いものではなくなってしまったのではと思いました(笑)」と続けた。

「そうしているうちに、ドナルド・トランプが、私の映画をまた時代と関連のあるものとしてくれたという訳です。そう考えると、結果的に今こそがこの映画を作るのに相応しい時なのだと改めて思いますね。この映画の後半の部分をご覧になれば、皆さんにもきっとそう思って頂けるでしょう。現在起きている出来事に、非常に関連しています」と、“今”だからこそ公開されるべき作品になったとアピールする。

ノートンは、プライベートでは父親になった。「地元で映画を撮りました。没頭しなければならなくて、午後1時から午前2時まで仕事していたとしても、朝には息子を学校まで送ります。家を離れていた訳ではないのです」ときっぱり。

つまり「地元についての映画を作っていたのです。本作でのキャストたちは、アレック(・ボールドウィン)、ウィレム(・デフォー)、ボビー(・カナヴェイル)と私は、5ブロック圏内に住んでいます。多くの場合、なるべくマンハッタンのダウンタウンで撮影する事にし、ブルックリンから徒歩15分で、誰もが自宅から至近距離で仕事をしていたのです」と、役者にとって自宅から徒歩圏での撮影を選択したという。

本作には、グラミー賞を受賞したレディオヘッドのトム・ヨークが提供したオリジナル・ソング、ロック界の帝王レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや、ジャズ界の重鎮ウィントン・マルサリスも参加している。

映画『マザーレス・ブルックリン』(ワーナー・ブラザース映画 配給)は2020年1月10日[金]より新宿ピカデリーほか全国公開
©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

マザーレス・ブルックリン(原題 Motherless Brooklyn ) – 映画予告編
マザーレス・ブルックリン (ミステリアス・プレス文庫) (日本語) をAmazonで購入する
マザーレス・ブルックリン』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)をAmazonで購入する

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で