映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ジャパンプレミア

「ルパン三世」30年ぶり完全新作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』

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「ルパン三世」30年ぶり完全新作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』

約30年ぶりの2D劇場版アニメーション完全新作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』。原作はモンキー・パンチ。国内外でそのスタイリッシュな演出が高い評価を得ている「ルパン三世」シリーズ<LUPIN THE IIIRD>全作を手がけた小池健が監督を務める。脚本は高橋悠也、音楽はジェイムス下地。主題歌はB’zの書き下ろし楽曲「The IIIRD Eye」。“誰も知らないルパン三世”が、前代未聞のスケールとドラマで描かれ、全ての「ルパン三世」につながる、原点ともいえる究極の物語がついにスクリーンに姿を現す!

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ポスタービジュアル
映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ポスタービジュアル
原作:モンキー・パンチ ©TMS

本作は、劇場版第5作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』(1996)以来、約30年ぶりとなる2D劇場版。キャストには、栗田貫一(ルパン三世)、大塚明夫(次元大介)、浪川大輔(石川五ェ門)、沢城みゆき(峰不二子)、山寺宏一(銭形警部)といったレギュラー陣が名を連ねる。ゲスト声優に“新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』”主演の片岡愛之助が不死身の男ムオムを演じるほか、謎の少女サリファに森川葵、かつて兵器として扱われた“ゴミ人間”を空気階段が務めている。不可能を可能に変えてきたルパン三世が、不死身という神の領域にどう立ち向かうのか。死のタイムリミットまで24時間!

6月19日実施のジャパンプレミアでのコメントをご紹介。ルパン役の栗田は、「ルパン三世役を仰せつかって30年、普段は瀬川瑛子さん、細川たかしさん、郷ひろみさんのモノマネをして生活していますが、この作品に関してはひたすらルパン三世を演じる事に命を懸けてやってきました。待ちに待った作品ですので、最後までお楽しみください」と挨拶。本作について、「小池監督の『ルパン三世』は、(長年ルパンの声優を務めていた)山田康雄さんテイストのルパンとはまた違った世界観で、より深いテーマが描かれている感じ。まさに集大成になりましたので、今日こうしてお披露目になるのが嬉しい」と胸を張った。

次元大介役の大塚は、2021年にそれまで演じていた小林清志氏からバトンを引き継いでおり、「新たに次元として引っ越してきたみたいで家に馴染んでいない感じはあるけれど、小林清志さんが立てた次元の家に住んで新しく立ったルパン御殿にどう居所を作るか、その戦いでした」と収録を回想。
石川五ェ門役の浪川は「台本を読んだ時にビックリしたし、まさに集大成。これまでの<LUPIN THE IIIRD>を観るとより楽しみも深まるのではないかと。もちろんこの作品から入っても、色んな楽しみ方ができるのでは」と予想。
峰不二子役の沢城は「小池監督の素敵な絵柄もあって独創的だけれど、本当にその役をわかっていないとダメだ、と演じていても試されている。観終わった時には『これが一番の王道のルパンかも?』という気持ちになりました」と確信。

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ジャパンプレミア
映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ジャパンプレミア
原作:モンキー・パンチ ©TMS

銭形警部役の山寺は「納谷悟朗さんから2011年に引き継いで、なるべく違和感のないように納谷さんの声にチューニングしてセリフを言ってきました。しかし今回はそれを気にしないでいいと言われましたので、納谷さんへのリスペクトは持ったまま、音だけを真似るのは失礼なので、小池版ルパンとしてクソ真面目で実直、ハードボイルドな銭形を熱くやらせていただきました」と報告。本作の前日譚となる『LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン』の収録についても話が及ぶと、「そちらの収録がもう2年前ぐらいですよね?監督?」と問いかけるも、栗田から「5年前、もう5年だよ」とツッコまれ、山寺は「2年か5年前! 歳を重ねると時間の感覚がわからなくなるんです!」と堂々と声を張り上げ会場も笑いに包まれる(※実際の『LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン』の収録は2021年とのこと)。

テレビシリーズをはじめ長年『ルパン三世』の大ファンという小池監督は、「総括のような物語なので、ファンの方にはどっぷりと世界観を味わっていただきたいし、初見の方にも楽しんでもらえると思う。大人たちの距離感とか、今までアニメーションで見たことなかったような雰囲気を存分に出したい。しっかりと詰め込みました。本作を届けることが出来るのが楽しみです」と反響を期待。

地図にない島を支配する謎の支配者ムオムを演じた愛之助。2023年に上演した歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』でルパン三世を演じたことから「勝手にルパンを助ける役だと思って台本を開いたらメッチャ敵!“私対ルパン一味”みたいな…(笑)。複雑な心境でしたが、全力で務めました」と明かすと、栗田は「最強の敵!本当に強かった。もうルパン一味は全滅だ~!」と健闘を称えていた。そんな愛之助が、ムオムが発する独特なうめき声のような通称“ムオム語”を生披露すると、栗田は「え~と、古古古米は1,700円?」などとテキトーに訳して爆笑をさらい、愛之助は「そんなこと絶対に言いません!正解は“エンドロールまで観てください!”です」と訴えた。

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』(TOHO NEXT 配給)は2025年6月27日[金]より全国公開
原作:モンキー・パンチ ©TMS

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』あらすじ・作品データ

世界地図に存在しない“謎の島”を目指し、ルパン三世たちはバミューダ海域へ向かう。目的は、これまで彼らに刺客を送り続けてきた黒幕の正体と、隠された莫大な財宝を暴き出すこと。しかし島に近づいた瞬間、狙撃によって飛行機は撃墜され、一行は死の島へと不時着する。そこに広がっていたのは、朽ちた兵器や核ミサイルが山のように積まれ、かつて兵器として使われ、捨てられた“ゴミ人間”たちが徘徊する、世界の終わりのような風景だった。霧に覆われたその島には、24時間以内に死をもたらす毒が充満し、逃げ場はない。島の支配者・ムオムは不老不死を掲げ、世界を選別と排除で支配しようとしていた。(2025年/日本映画/93分)
原作:モンキー・パンチ
監督:小池健
脚本:高橋悠也
音楽:ジェイムス下地
クリエイティブ・アドバイザー:石井克人
主題歌:B’z 「The IIIRD Eye」
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作・著作:トムス・エンタテインメント
声の出演:栗田貫一 大塚明夫 浪川大輔 沢城みゆき 山寺宏一
声のゲスト出演:片岡愛之助 森川葵 空気階段

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』本編MV

原作:モンキー・パンチ ©TMS

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』公式サイトhttps://lupinthe3rd.com/
公式SNS Twitter | Instagram | facebook
「LUPIN THE IIIRD」Amazonで購入する

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