スティーヴ・マックィーン監督

スティーヴ・マックイーン来日『それでも夜は明ける』賞レースの心労を吐露

アカデミー賞 ニュース
スティーヴ・マックィーン監督
スティーヴ・マックイーン監督と木村佳乃

[シネママニエラ]スティーヴ・マックイーン監督が、日本での劇場公開7週目となる自作『それでも夜は明ける』のプロモーションで初の来日となり、4月23日には、TOHOシネマズ日本橋での舞台あいさつに出席した。会場には2回以上鑑賞した観客が多く、「たくさんの応援をありがとう!」と監督も笑顔に。

『それでも夜は明ける』の魅力

アカデミー賞作品賞を受賞したことについて、「疲れました(笑)。この作品が始動してから、本当に長い道のりだった。“賞レース”からもう降りたいと思ったこともあった」と心情を吐露。けれども「取材や会見でのQ&Aを通して、皆さんがいかに奴隷制というテーマに情熱をもって関心を寄せてくれているかを知った。このテーマを改めて活発に議論していく機会になったので、報われたなと思う。表現者として、単純に答えられない問いを投げかけ、そのテーマと皆さんの橋渡しをするのが仕事だと思っているから」と手ごたえを語った。

これまで、アーティスト活動などで何度も来日している監督は、日本の魅力について「東京とパリはとても触発される街。デザインや街並みがすばらしい。会話の仕方も興味深いです。相手の話をきちんと聞く姿勢をもっている。僕の周りはいつも自分の話をするばかりだから、とても新鮮だ(笑)」とコメント。なお、舞台挨拶には、女優の木村佳乃が特別ゲストとして出席した。

原題=12 YEARS a SLAVE
日本公開=2014年3月7日
配給=ギャガ
公式サイト http://yo-akeru.gaga.ne.jp/
©2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.

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