映画『12モンキーズ』の謎を解明する米ドラマ日本配信へ

「12モンキーズ」テレビシリーズ【公式予告編で、新作を先取り！】[シネママニエラ]テリー･ギリアム監督のSF映画『12モンキーズ』から２０年！「12モンキーズ」テレビシリーズの日本配信が３月６日よりHuluにてスタートする。オリジナルとは巧みに違う設定が観客の心を捉え、当時不可解とされた謎が解けていくという。

未来を変えるために、過去を塗り替える旅

１９９５年、全世界に衝撃を与えたSF映画『12モンキーズ』はクリス・マルケルの短編映画『ラ・ジュテ』を基に、未来・現在・過去を錯綜するストーリーを様々なビジュアル・イメージとエキゾチックな音楽で彩った斬新かつ革新作。出演はブルース・ウィリス、マデリーン・ストー、ブラッド・ピットほか。公開当時は賛否が問われ、今もなおその謎について、SNS等で熱い議論が交わされている。

あれから２０年。テレビドラマ界の精鋭「HEROES／ヒーローズ」と「NIKITA／ニキータ」のメガヒットメーカーたちが、タッグを組みテレビドラマ化を実現。人類滅亡の謎を追って過去へ旅する設定はそのままに、展開の速度と物語の深さで解明していく。全米では１月から放映が始まっている。

本作の舞台は２０４３年。人口の９９％にあたる約７０億人が死滅した、地球。強力なウィルスの魔の手は地下世界で暮らしている、その残りのわずかな人類をも滅亡させようとしていた。人類の未来を変えるためには、過去を変えるしかない。全てが始まったと推測される２０１５年にタイムスリップすることを、科学者たちから命じられた主人公コール。手がかりはただひとつ。１２モンキーズという正体不明の組織。

主人公コール役は「NIKITA／ニキータ」のバーコフ役で大ブレイクしたアーロン・スタンフォード、過去で彼を支えるライリー博士には『J・エドガー』のアマンダ・シュル。さらに『コズモポリス』のエミリー・ハンプシャーが、女性に変わったブラッド・ピットの役を強烈な存在感で演じている。