留学生殺害事件を題材にした映画『天使が消えた街』公開へ



映画『天使が消えた街』(マイケル・ウィンターボトム監督)
ダニエル・ブリュール
[シネママニエラ]マイケル・ウィンターボトム監督が、2007年11月にイタリア中部ペルージャ市にて実際に起きた、故メルディス・カーチャーさんを被害者とする殺人事件(ペルージャ英国人留学生殺害事件|アマンダ・ノックス事件)を基に、この事件を映画化しようと現地に乗り込んだ映画監督が事件の真相を探っていくスタイルのサスペンス映画『THE FACE OF AN ANGEL』、邦題『天使が消えた街』の日本公開が決まった。本作が英国モデルで歌手のカーラ・デルヴィーニュのデビュー作となる。映画『天使が消えた街』予告編

メディアの事件報道の姿勢に疑問を呈す

この事件について、テレビ映画『 Amanda Knox: Murder on Trial in Italy 』(ロバート・ドーンヘルム監督)が一度製作されている。当時の報道によると、殺人容疑で起訴されたのは、アメリカ人女子留学生アマンダ・ノックス、その交際相手だったイタリア人の青年ラファエル、コンゴ人のバー経営者パトリック・ディヤ・ルマンバの計3人。一審判決は有罪。控訴審で逆転無罪となった。その間、4年にわたり収監された女子留学生アマンダ・ノックスは遊学顛末記といった回顧録を出版。それから2年を経て、イタリアの最高裁が審理のやり直しを命じた。

今作でのウィンターボトム監督の狙いは再現フィルム的なクライム・スリラーや真犯人を裁くための映画ではないという。悲劇的な殺人事件が、ふたりの若い女性を主人公にした昼メロ調のジェットコースター・ドラマに仕立てられ、大衆に消費されていったのはなぜなのか。イギリスを代表する名匠はそんなメディアの姿勢に疑問を投じる。キャストには事件の映画化を試みる映画監督トーマスにダニエル・ブリュール、事件の真相を追うジャーナリストのシモーンにケイト・ベッキンセイル。そして、本作の希望を象徴する“天使のような少女”メラニーを世界的トップモデルのカーラ・デルヴィーニュが瑞々しく演じている。

映画『天使が消えた街』あらすじ

2011年、イタリア・トスカーナ州シエナの街は、ある裁判の話題で持ちきりだった。4年前にイギリス人留学生エリザベスが殺害され、世界的な関心を呼んだ事件の控訴審が始まろうとしていた。気鋭の監督トーマス・ラングは、この事件の映画化オファーを受けてリサーチのため現地に乗り込む。しかし、そこで彼が目の当たりにしたのは大衆向けに扇情的な報道を繰り返すメディアの実態だった。

[スタッフ]
監督=マイケル・ウィンターボトム
[キャスト]
ダニエル・ブリュール ケイト・ベッキンセイル カーラ・デルヴィーニュ

R+15
イギリス・イタリア・スペイン合作/101分
原題=THE FACE OF AN ANGEL(2014)
日本公開=2015年9月5日
字幕翻訳=松浦美奈
配給=ブロードメディア・スタジオ
公式サイト http://www.angel-kieta.com/

2015年06月04日 掲載
2015年08月20日 更新[予告編動画、公式サイト]

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