WOWOW開局25周年記念ドラマ第2弾「コールドケース」(波多野貴文監督)

米ドラマ「コールドケース」日本版をWOWOWが制作

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WOWOW開局25周年記念ドラマ第2弾「コールドケース」(波多野貴文監督)[シネママニエラ]WOWOWは、アメリカの人気ドラマ「コールドケース」の日本版を制作し、今年10月より日本版タイトル「コールドケース~真実の扉~」として放送することを発表した。オリジナル版のコンセプト、設定、登場人物、ストーリーなどの番組フォーマットを基に、舞台を神奈川に移して日本人キャストが演じる。

オリジナル版はジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮をつとめ、ペンシルベニア州のフィラデルフィアを舞台に、未解決の殺人事件(通称「コールドケース」)を解決する捜査チームを描いた。未解決事件が起きた当時のヒット曲を劇中で使用する演出手法が視聴者から高い支持を得た同シリーズは米国外初のドラマ化となる。

日本初のRED Digital Cinema 社のWEAPONを使用し全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)制作で最高画質のハイクオリティードラマを目指すという。WOWOWがオリジナルドラマを4K・HDRで制作するのは、「連続ドラマW 海に降る」に次いで2作目。

全10話のメガホンを取るのは、大ヒット「SP」シリーズを手掛けた、波多野貴文監督。脚本には映画『64-ロクヨン-前編/後編』が控える瀬々敬久はじめ、新進映画監督・吉田康弘、舞台演出家・蓬莱竜太、『ハゲタカ』の林宏司が名を連ねた。

波多野貴文監督

「「コールドケース」のいちばんの魅力は、誰も捜査のスペシャリストではなく、特殊能力があるわけでもなく、人間味あふれる刑事たちが、事件発生当時とは異なる状況にある証人たちと真摯に向き合うことで、当時は解明不可能と思われた未解決事件の手掛かりを見つけ出し、真相にたどり着くところだと思っています。今回、日本版を演出するに当たり、それぞれの時代の登場人物のリアルな感情をライブ感のある演出で切り取っていこうと思っています。戦後、震災、バブル…日本の激動の時代を生きた人々の感情を大切にし、その時代だからこそ起きた悲しき事件を、現代の時間軸を生きる主人公たちを通して描いていきます。そしてそこには、日本の美しさの象徴でもある、四季の風を感じられる、そんなドラマにしていきたいと思っています。私は幸せなことに、最高のキャストで捜査一課チームを組むことができました。出演者たちを通し、時代時代の哀愁や余韻を視聴者の皆様に感じていただけたらと思っています」

瀬々敬久(脚本)

「脚本化に当たっては、原案ドラマの「人は忘れられない何かを持っている」というテーマを大切にしたいと思いました。さらには誰も見向きもしなかった男女や親子の犯罪に関わる物語だったとしても、それは少なからず時代の空気と関係があったという視点です。原案の各事件を日本の現代史のどこに当てるかに腐心し、戦後の光と闇、高度経済成長期の悲劇、移民問題、震災、格差社会、そういった主題をドラマと結び付けました。日本版ならではのコールドケースを楽しんでいただければと思います」

なおオリジナル版「コールドケース迷宮事件簿」は2016年7月WOWOWプライムにて放送予定(全23話)

WOWOW開局25周年記念ドラマ第2弾「コールドケース~真実の扉~」(全10話)
2016年7月WOWOWプライムにて放送予定
公式サイト http://www.wowow.co.jp/dramaw/coldcase/

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