妻夫木聡、豊川悦司のアドリブ返しにタジタジ?!

映画会見/イベントレポート

全編台湾ロケを敢行した映画『パラダイス・ネクスト』(原題 PARADISE NEXT )の公開記念舞台挨拶が新宿武蔵野館で行われ、主演の妻夫木聡、豊川悦司、そして半野喜弘監督が参加し、アドリブ撮影の裏側を明かした。

左から半野喜弘監督、妻夫木聡、豊川悦司
左から半野喜弘監督、妻夫木聡、豊川悦司

台北を舞台に、訳ありの男二人がシャオエンと名乗る女性と運命的な出会いを通して、楽園を探す逃避行に身をゆだねていく。

妻夫木は「初めて半野監督にお会いして、台本をもらってから3年。企画自体がダメになりそうになった瞬間が何度もあったけれど、日本のスタッフ、台湾のスタッフの大きな力のお陰でこうやって公開できて幸せ。夢のようです」と感慨。

豊川も「正直、絶対に映画化できないと思った」とぶっちゃけつつ「企画始動から3年。無事に完成して皆さんに観てもらえることが本当に感慨深く、凄いこと。この経験は今後の自分のモチベーションになった」としみじみ。

半野監督も「この3人で映画を作ろう!となってから4年くらい経った。もう無理だ…を経てこうして映画として観てもらえることを幸せに感じている」と喜びを噛みしめていた。

妻夫木聡『パラダイス・ネクスト』公開は夢のよう
妻夫木聡『パラダイス・ネクスト』公開は夢のよう

車中で繰り広げられる妻夫木と豊川のクライマックスシーン。実は半野監督と妻夫木が豊川にアドリブを仕掛ける形での撮影となった。妻夫木は「脚本に書かれているだけではない何かがあるはずだと思って、半野監督に話しました。半野監督からは『任せます』と言われたので、一発勝負でやりました」と舞台裏を報告。それに豊川は「撮影の前の晩にブッキーと半野監督が二人でコソコソしていて、何かを企んでいるなぁと思ったら案の定。でも既成の映画作りでは出来ないテンション優先の撮影で、それが凄く楽しかった」と刺激を受けたようだった。

豊川悦司「豚をさばくのは初めてです」
豊川悦司「豚をさばくのは初めてです」

しかしアドリブを仕掛けたはずの妻夫木は「思ったより長い間、豊川さんから窓に打ちつけられて…」とアドリブを受けて立つ豊川の熱演にタジタジ。当の豊川は「俺に内緒でこの野郎!と…そんな感じですよねぇ」と茶目っ気たっぷりに表現して笑わせた。

豊川が豚をさばくシーンもなかなかの迫力だが、豊川は「豚をさばくのはもちろん初めてです。包丁を渡されたものの、それが切りにくい刃で。包丁を持って一生懸命に豚を切っていたのに、カメラはずっと妻夫木聡ばかりを撮っていて…。なぜなのか!?と」と苦笑い。

また豚とトラックに同乗した妻夫木が「豚の匂いには慣れるけれど、作業用手袋に蓄積された匂いが…」と動物特有の匂いに苦戦したことを明かすと、豊川は「僕は豚と一緒にいるブッキーのことを“ブタブキ”と呼んでいましたよ」とジョーク。それに妻夫木は「そんな風に呼ばれていたなんて…今日初めて聞きました」とほがらかに笑って受け止めていた。

映画『パラダイス・ネクスト』公開記念舞台挨拶
この笑顔!

最後に豊川は「この作品は自分にとって大切な1本になりました。撮影中も凄く楽しかったし、自分の好みに合った作品。映画だからこそ見られるものがこの作品にはある」とアピール。妻夫木は「確かにわかりづらい映画かもしれないけれど、答えを提示するのではなく、作品を観た人が頭で考えて自分の答えを導き出していくような作品の方が好き。本作で語られる楽園とは何か、観客のみなさんにとっての楽園とは何か。それを考えることのできる映画になったと思います」と完成に胸を張った。

映画『パラダイス・ネクスト』(ハーク 配給)は2019年7月27日[土]より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
© 2019 JOINT PICTURES CO.,LTD. AND SHIMENSOKA CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

映画『パラダイス・ネクスト』予告編

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映画『パラダイス・ネクスト』公式サイト hark3.com/paradisenext
妻夫木聡×豊川悦司W主演『パラダイス・ネクスト』台湾逃避行
『雨にゆれる女』は映画音楽の鬼才・半野喜弘初監督作品

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