アニメ「すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER」ヴィジュアル

アニメ「すべてがFになる」加瀬康之×種﨑敦美×木戸衣吹 語る

映画インタビュー

加瀬康之(建築学科の准教授・犀川創平役)

――原作小説「すべてがFになる」の感想は?

加瀬康之僕は自分のことをずっと理系脳かなと思っていたのですが、この原作小説を読んでいたら、あまりにも凄すぎて自分は理系でもなんでもないなって思いました(笑)僕みたいな凡人からすると、すべてを数式に置き換えて考えるような、ちょっと常軌を逸していると感じるようなところもあり、これをどう表現していけば良いのだろうと思いました。

――実際のアフレコはいかがでしょうか

普段会話の中で使わないような単語の羅列が出てくるので、これをどう犀川として表現しようか探りながらですが、挑戦していこうと思っています。普段の僕だったら「まったく暑い」なんて言わないですからね(笑)犀川は「暑い」をこう表現するのかと驚きながら演じています。

――キャラクターを分析していただけますか

saikawa僕は何にでも興味を持つタイプなので、犀川の興味が無いものに対して徹底的に興味を示さないという感情が分からなくて。興味が無いように喋ろうとすると、ただ単に暗い感じに聞こえたり、淡々とした感じに聞こえてしまうので、それをどう演じるべきか葛藤しています。今のところ、犀川が話している時の8割は淡々としている感じなのですが、今後、犀川の興味が沸くことが出てきたら、とてつもなく内容のわからない恐ろしいセリフを言い始めるのではないかとドキドキしているのですが・・・が、頑張ります!
©森博嗣・講談社/「すべてがFになる」製作委員会

――監督や音響監督の指示はどのようなものが?

監督からは特に何も言われないので、逆にもっと何か言って欲しいぐらいなのですが、ただ一言、「犀川は良い男です。」と言われました・・・が、頑張ります! セリフ劇要素の多い作品なので僕なりの犀川を演じたいと思います。

――演じる上で心がけていること、苦労している点はありますか。

犀川は難しい単語やセリフを言うので、「書いてあることを言っている」とか「セリフを言わされている感じ」に聞こえないよう気をつけています。そこに「きちんと存在している言葉」として伝わるように意識しています。また、今後はもっと複雑な会話を重ねていくことになると思うので、研究所という閉鎖空間の中で犀川と萌絵がどのように絡んでいき、事件と向き合っていくのか、難しい内容の部分でも観ている方に内容がスっと入っていくようなセリフ回しを心がけていきたいなと思っています。

――放送を楽しみにしている皆様へのメッセージ

ミステリィ作品の中でも一つの事件を全11話に渡って描いていく作品は他にないと思いますし、初回を観たら最後まで観ないと事件がどうなるかわからない面白さがあると思います。演じている僕たちも視聴者の皆さんと一緒にミステリィを解決していくような気持ちでおりますので、この作品の独特の世界感にはまっていただきたいです。ぜひ放送を楽しみにしてください。

加瀬康之(建築学科の准教授・犀川創平役)
種﨑敦美(西之園萌絵役)
木戸衣吹(真賀田四季役)

アニメ「すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER」
2015年10月8日よりフジテレビ「ノイタミナ」にて毎週木曜 24:55~放送開始ほか各局でも放送開始

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