大泉洋「松田龍平が探偵の相棒でラッキー！」

俳優の大泉洋が１２月１日、主演映画『探偵はBARにいる3』の初日舞台挨拶にW主演の松田龍平と共に出席し、シリーズ３作目の共演にして改めて互いの魅力を褒めあった。大泉と松田をはじめ、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽、志尊淳、吉田照幸監督が登壇した。

大泉洋・松田龍平のコンビによる北海道・ススキノを舞台に探偵とその相棒が引き受けた依頼に翻弄されつつも解決に導くサスペンス映画。これまでに映画『探偵はBARにいる』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』が公開された人気シリーズであり、本作は実に４年ぶり！

大泉は、「正直申し上げまして、この映画の中で松田龍平と私とどちらが面白いかというと、ほんのちょっとだけ僕の方が面白い！　ここまで僕に肉薄するのがすごい。私はパンツ１丁になって小樽の冬の海に出て必死に笑わせようとしているのに、この男はたまぁーに出てボソっと言うだけで、本当に面白い！　頼りになる相棒」だとして、「（松田が）相棒でラッキー」と最大の賛辞をおくる。

ところが、松田は「台本にその質問があったんですけど、（大泉さんの魅力は）なんでしょうね」とマイペースで困り顔。この日は全国２７０の劇場に生中継されているとあって、返答を急がせる空気がただようなか、大泉は「（松田が答えるまで）もうちょっと待ってくださいね。必ず答えさせたいです！」と引き延ばす。
そして、ようやく出た松田の答えは「（一緒にいると）楽しい雰囲気になる！」というもの。

続けて「大泉さん、すごいしゃべるから！内容をちゃんと聞くとそんなに面白くない。けれどムードメーカーなので、そばにいるとテンションが上っちゃうんです」とここでもニンマリする松田。そこから最近は大泉を見習って「トーク力をあげようとした」そうで、「頑張ったけどやっぱり難しい。それで今日はパーマかけてこようかなとも思った」と、天然パーマの大泉を真似た髪型を入口にしようという珍構想を明かして、会場を笑いに包んだ。

また、本作ヒロインの北川は「悪女デビューの作品になった」と自負しているという、そんな「北川さんの完璧な美しさが本作の見どころ！監督もおっしゃっていましたけど、『全方向からお美しい』です」と尊敬のまなざしでみつめる前田。照れ過ぎた北川が「あっちゃんもめちゃくちゃかわいい！」と褒め返しする一幕も。さらに、先日「第一回大泉洋映画祭」を開催宣言した大泉は「来年の第二回は女優賞を設けます。下馬評で最有力なのが北川景子！　しっかり式典に来場すれば表彰します」と誘うと、喜ぶ北川は笑顔で「伺います！」と快諾。自称「大泉洋“国際”映画祭」であったが、本当に“国際”映画祭へと昇華する日も遠くない?!かもしれない。

大泉が受けた取材媒体は３００以上あり、テレビ出演も約５０番組と、プロモーション活動に積極的。大泉は「（自分の姿を）毎日見過ぎているかもしれませんが、映画は本日から公開です！」とアピール。しかも、この日は朝から静岡県・三島の映画館シネプラザサントムーンで時給８３５円のアルバイト体験したばかり。スクリーンに大活躍する写真を披露し、その体験談を面白可笑しく語ると、会場は大いに沸いた。（企画詳細は「探偵は映画館にいる」で検索）

志尊が、格闘シーンで「松田（龍平）さんにから放たれる殺気を感じた」と語るや松田が殺気を放つなんて信じられないという展開に — 松田が殺気を放つなんて信じられないという展開に

志尊は、劇中の格闘シーンを振り返り「松田（龍平）さんから放たれる殺気を感じた」と語るや、大泉から「（松田が殺気を放つなんて信じられないと）本当？」と疑いのまなざしをむけられて、志尊は「（そのアクションの撮影時間が）８時間みっちり！」と返答。すると大泉は、「それは僕が撮影を終えたあとで娘と遊園地に行っていたときだね」と絶妙返し。実は、（本作の共演で）初対面の大泉から「これからはオヤジと呼ぶように！」と言われたことを明かした志尊は、「僕が寝ている間に大泉さんはこんなこと（＝映画館のアルバイト）をしていたなんて、さすが“オヤジさん”だなと思います！」と絶妙な返しを重ねて語り、機転が利く志尊に、大泉はご満悦の表情をみせた。